北海の砂島より

ゲームの記録や映画・本の感想などなど

Stellaris 友人と2人マルチ

しばらく大学をお暇して郷里に戻っていた間に、地元の友人とStellarisマルチをお互い手探りの状態で行った。

鳥人の文明を選んだ僕と、すかさず菌類生命体の文明を選んだ友人(以下Pとする)は、果てしなく広い銀河系の中で隣り合わせた状態から始まった。初期の頃、お互いの調査船が邂逅し「お!お前近いな!」などと謎の感動を覚えていたのは記憶に新しい。

さて、我が鳥人文明のヨンダリム王国は惑星系を5つほど植民した段階で拡張先を他の文明に阻まれるという事態に陥り、隣の友人Pの菌糸文明・プローグ・コモナリティも同様だった。しかしPの帝国は事情が異なり、すぐ近くに諸刃の剣ともいえよう没落した帝国が鎮座しており、そしてさらにアズタニ政府という珍妙な文明がキノコたちのまさに目の前で豪勢をふるっていた。これではいかんと、ヨンダリムとキノコたちは手を取り合って連邦「天体協定」を締結・発足させる。10年の任期で大統領が構成文明の持ち回りによって選ばれ、外交政策を一致させて、こと国防に関しては連邦艦隊を組織するなど、突如としてヨンダリムとキノコは銀河の表舞台に躍り出た一大勢力に成長する。

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↑銀河系南端のオギノロクス調整国が没落帝国(そして覚醒してしまった状態のスクショである。図では同色の、独立ラクサラナクホールディングスを衛星国にしている)。我がヨンダリムとキノコの天体協定は、ゼルヴァンという戦乱によって3つに分裂した弱小文明とパリリアンという平和主義を国是とする軍事大国(!?)を新たに加盟国として加え、銀河系最大勢力に急成長を遂げた。

……と、ここまではよかったのだが。

 

ヨンダリムとキノコは協同して銀河北部のロサク国家連邦を叩くことにする。ロサク・アズタニ・天体協定の三つ巴の争いを制するため、100k近い天体協定の連合艦隊が国境を越えた。戦役は順調に進み、ロサク艦隊主力も殲滅して半分の星を占領したというところで、突如覚醒帝国であるオギノロクスがヨンダリムの盟友プローグ・コモナリティに背後から襲いかかるという急展開に。いつか訪れる覚醒帝国の魔の手、予測はしていたがまさかのタイミングである。

無用な被害を抑えるためにキノコたちは即時降伏、プローグ・コモナリティはオギノロクスの衛星国となる。大きな加盟国一つを失った天体協定はそのままロサクに対して好条件で講和を結ぶことに成功するが、その後しばらく弱体化の憂き目を経験することになる。

がしかし、中のプレイヤーたちは呑気であった。覚醒帝国の傘下に入ったキノコの友人Pは内偵に励み、300kという圧倒的な覚醒帝国の大艦隊にただただ笑い、ヨンダリムの僕も半ば諦めかけで帝国運営を続けていた。

 

とまぁ、悪い予感は的中するもので、覚醒帝国の次の標的としてヨンダリムは選ばれ、無事衛星国となってしまう。創設メンバーの抜けた天体協定は、パリリアンが実権を掌握して新体制のもと発展を続けていくことになった。そう、北の雄・ロサク国家連邦がヨンダリム亡き後の天体協定に加盟するという珍事に発展したのである。アズタニvs天体協定vs覚醒帝国とその手下たち、という天下三分の計が見事に出来上がってしまった。スペース諸葛亮孔明はいずこに。

 

とまあ結果的にまた協同戦線を張れる状態になったヨンダリムとキノコは、かつての脅威であったアズタニに対して宣戦布告。覚醒帝国の庇護下であればいくら暴れようと攻められまい、との考えから始めた侵略戦争だったが、甘かった。f:id:Soilmark:20171107020420p:plain
状況を説明すると、アズタニと戦争状態にあったヨンダリムに対してなんと、天体協定が宣戦してきたのである。なお、主君たる覚醒帝国は傍観を決め込んでいた。何?衛星国ってそんなに自治的なの?

涙目になりながら降伏交渉を行い、もはや瀕死のアズタニには容赦なく死体蹴りを加えながら天体協定にはひたすら土下座するという外交を繰り広げ、巡り巡って以下のような勢力図に塗り替わった。

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いったい誰のものなんだ?という天体協定を残して、ほぼ全勢力が覚醒帝国の衛星国となり、1000POPをヨンダリムとキノコで分け合う結果となった。帝国の規模としては両国あわせると銀河一である。

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んで最後は大国に成長したプローグ・コモナリティの領内で招かれざる客が来襲して投了したとさ。

f:id:Soilmark:20171107021142p:plain550kくらいの超巨大艦隊。ちなみに覚醒帝国のオギノロクスは340k、キノコは100k強、ヨンダリムもかろうじて100kという体たらくである。あー無理無理。

 

 

いやしかし疲れた。3日ほどに分けて30時間ほどみっちり行った突貫マルチだった。
途中、監視下にある原始文明の惑星に文明崩壊レベルの隕石が接近して、我々宇宙航行文明が艦隊を差し向けて、惑星に衝突するすんでのところで隕石を粉々にするというドラマも交えながら、「タキオンランス強いぞ!そしてかっこいいぞ!」や「ギガキャノン開発したけどタキオンランスのXスロットは譲れない」だの「横槍入れてきた卑劣な天体協定め…絶対に殺してやる(連邦生みの親の発言)」だの、純粋にゲームを楽しめていた。またやりたいね。大人数で!