北海の砂島より

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The First Toungoo Empire

かつてEU4のInsane(キチ○イ)実績といえばThe Three Mountains(通称:琉球三山、琉球で世界征服)を筆頭格に、JihadSunset Invasionなどが有名であったが、度重なるパッチの影響で難易度も変動。いまや後者の2つはベリーハード難度に格下げされている。


その空席を埋めるべくver.1.20で追加された高高難度実績が・・・「The First Toungoo Empire」である。

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その内容は1444年開始から1500年までの半世紀ほどで、OPM(1プロビ国家)のTaunguでビルマ文化圏を統一するというものだが・・・

f:id:Soilmark:20180513051315p:plain達成に必要な要件州がこの広さである。無理だろ。

とはいえ私はこれを達成した。もちろんです、プロですから。

えてしてInsane実績とはそれまでのEU4プレイで培われた技術や経験則だけが物を言う世界で、戦略ゲーにおいてどれだけシステムに関し知悉しているか問われるというのは中々ハードルも高い。そして実践となれば、運を味方につけるまで延々とリロードを繰り返す…この上なく苦行と銘打たれるにふさわしい行為ではなかろうか。ではなぜそんなものに執心なのか、後退する生え際とのトレードオフに快感を見出してしまったのだから仕方ない。

閑話休題

1444年のTaunguを取り巻くアジア情勢。

f:id:Soilmark:20180513055811p:plainタウングーちゃん弱い…弱すぎない…?(中央の茶色)
北のAva、南のPeguはTaunguをはるかに凌駕し、西のArakanですらサシの勝負では互角かそれ以上の差…果ては明やベンガルといった大国が虎視眈々とビルマ侵入を画策してるので正直詰んでいる。やはりキチ○イ難度。


しかし数十回に及ぶリセマラの結果、初動の最適解はアユタヤとの同盟とAvaまたはPeguを最優先で潰すことにあると確信した。同時にベンガルとの関係改善も進める。

ベンガルはAvaと敵対しているとArakan領に、アユタヤはPegu領に興味を示すので、どちらも実績の要件プロビであり先取りしないと厄介なことになる。同盟できればよほど怒らせない限り打ち切ってくることはない。包囲網対策にはこの2ヶ国だけで十分だろう。

しかし一点、地味に面倒なのが北東に位置するHsenwi。国境を接する1プロビだけが実績達成に必要なのだが、AvaやPeguと敵対すると必然的に敵の敵は味方理論ですり寄ってくる。戦力的にも経済的にも無力な最序盤はありがたい同盟国となるけれど、最終的にだらだら同盟関係が続いてしまって達成要件を満たせないパターンが最悪だ。私のプレイではまさにそうなってしまった…。

 

さて他方の戦略も見ていこう。まずは軍事と財政。言うならば貧弱そのもの、人的資源は最低値である10k強で、そういうときの傭兵すら雇えない資金力である。しかし継戦能力にモロ直結する人的節約のため初期軍や騎兵以外はすべて傭兵を利用する。国家予算の10倍程度なら借金しても賠償金でなんとかなるのよ。

君主点と技術は軍事偏重で、統治と外交の技術は一切上げません。1500年にTaunguという国は亡ぶ!それだけ君主点が余れば、コア化や厭戦下げはもとよりプロビの開発にも惜しみなくつぎ込めるというものです。

f:id:Soilmark:20180513065747p:plain1451年の状況。Peguから要件プロビを割譲させ、Avaからもベンガルと接しないように領土獲得。一つマズいのは明がTaunguの北に鎮座していたMong Yangに侵攻して、2プロビほど割譲させている…手間が増えた…。
たまに明がMong Yangを属国化してますが、その場合は実績解除不可能に近いので大人しくリロードしましょう。

なおアユタヤには同盟を切られている(のちに再締結)。

ちなみにTaunguは明の朝貢国になっています。庇護下においてもらい早々に詰むのを回避する目論見もありますが、明が天命を高めて1つでも改革を行えば天命は10くらいになってunrest+3.5くらいのペナルティが発生、さらに野戦で受ける損害が3割増しほどになるため、ありえないほどに明は弱体化します。それが起きる頃合いで朝貢拒否→あわよくば攻めてきてもらって同盟軍パワーで押し戻すのを狙う魂胆です。

f:id:Soilmark:20180513071244p:plainインドと中国に挟まれた地帯は新興国が入れ代わり立ち代わり面白いですね。

そしてチベット進出前の情勢。管理してきたつもりでもAEは過熱気味。

f:id:Soilmark:20180513072801p:plainここまできたらいよいよ後はビルマの残りかすを併呑しチベットを席巻して対明戦争だけです。だけ……?

そろそろ本腰を入れて考え始めるのは明対策。何度か試してみましたが同盟国は結局専守同盟にしかなりえません。攻勢をかける際についてきてくれるのはオイラトなど遊牧民だけでしょう。なので最良の形としてはベンガルやアユタヤ、ラーンサーン、大越、遊牧民満州諸族などと外交枠度外視の同盟網を構築し、明に攻撃されることでしょう。しかしそうは問屋が卸さないのが現実でして…私の場合は天命が擦り減った明に単独で襲い掛かることになりました。それでもなんとかなるので実績難度はInsaneほどでもないかもしれない。

 

そして1470年代にさしかかろうとした時、明爆発の序章は始まりました。

f:id:Soilmark:20180513074039p:plain各地で噴き上がる分離独立反乱。それもそのはず、天命14・安定度-1・予想されるunrestは+4から+5……いいぞ……。
これには少し前に明がオイラトとモンゴルに対して行った戦役で、思いの外苦戦して明が自らの国力を疲弊させたのが大きいでしょう。遊牧民がTaunguの野望達成に寄与する所限りなし。遊牧民万々歳。

同時進行でTaunguはチベットビルマ統一事業を完遂。
ちらりと明軍を確認してみると人的切れで40k足らず(!)。この機を逃すわけにはいかない…。

f:id:Soilmark:20180513074542p:plainというわけで最終戦争勃発です。雲南プロビの要塞の守備兵が0なのを確認して速攻を仕掛けます。

開戦後即占領した要塞を起点に、20k足らずの兵力でもぐら叩きのように明軍を撃退していきます。陸軍士気+10%のアドバイザーを雇って威信がプラスなら士気は4弱ほどになるので、砲兵がいなくとも同数程度の明軍なら将軍・地形・天命ペナ込みで殲滅できるほどです。

で、7年後。Taunguの徹底した守勢から長引く戦争で明全土で反乱祭りとなり、明がそちらにかかりきりになっている間隙を突いて攻勢に出て無事勝利。
傭兵主体の編成が功を奏して一度も人的切れにならず、借金も国家予算10年分ほどに収まりました。賠償金で元に戻るんだからまったくこいつはやめらんねぇぜ。

f:id:Soilmark:20180513074548p:plain圧倒的キルレシオで三倍数の明軍を殺戮しています。気持ちがいい。

最後は属国化していたAvaの外交併合を諦めて武力併合したので宣戦ペナルティで安定度が限界突破、内戦間近というところですがThe First Toungoo Empire達成。f:id:Soilmark:20180513074550p:plain

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10時間程度のプレイだったので動画にしてもよかったのですが、リセマラとリロードの連続でいつしか録画することも忘れ……結局数枚のスクショしか残っていなかったので短編AARとなりました。

最後になりますが、タウングー実績かなりお勧めです。面倒くさいだけの実績よりかはタイムリミットが存在してメリハリが効いてますし、世界征服より多少難しいかもしれませんが・・・手に汗握る展開が約50年という短い時間を最も濃密なものにしてくれました。