【E:D】アルファ・ケンタウリ行ってきた【時間の無駄】
太陽から最も近い恒星系といえば、プロキシマ・ケンタウリ。
もちろんElite Dangerousの世界にも存在します……"苦行対象"として。
「約0.2光年か~…30光年ジャンプできるこの船のFSDなら、ひとっ飛びして終わりだな」—そんなふうに甘く考えていた時期が僕にもありました。
これ、同一恒星系内の目的地なんですよ……。
「は?」と思われる方に説明いたしますと、このエリートデンジャラスというゲーム、恒星系と恒星系の間はフレームシフトドライブ(略称FSD)と呼ばれる装置を使うと一瞬でワープできるんですね。俗に言うワープ航法とかハイパースペース。
じゃあ恒星系内はどうやって移動するのか?これは光速よりちょっとばかし速いスーパークルーズという、FTL航法(Faster-Than-Light、超光速航法)で星系内をあちこち行き来するようになってます。FSDとスーパークルーズ…前者はホントに一瞬で済む代わりに一度決めた目的地を変更できない(固定される)んだけど、後者はあくまでクルーズ=巡航、つまり自分で舵を取りながら宇宙空間をゆらゆら移動しなければなりません。この点で両者は根本的に異なっています。
うーん、FSDとスーパークルーズ、やっぱ言葉で表現するには少々面倒なシステムですね。具体例で言えば「○星系の主星から●星系の主星に飛ぼうと思えばFSDで一瞬だけど、●星系の一番外周を公転してる惑星△(太陽系でいえば海王星かな)に移動するなら、まずFSDで●星系の主星に飛び移り、そこからスーパークルーズで目的の惑星△に巡航しなければならない」んですよ。
となると、「主星から滅茶苦茶離れた距離にある惑星」に行く場合、同一星系内にあるがゆえにFSD使えないんですよね。スーパークルーズでわざわざ出向かなければならない。まあ大体の星系の主星~惑星・ステーション間の距離は、最短で数十Ls(光秒)、平均距離でも3~4桁Ls、遠くて数十万Ls程度の大体数分で済む距離が相場ってところなんですが……。
プロキシマ・ケンタウリはねぇ…星系の中心を成すような赤色矮星、つまり恒星の一つではあるんだけどねぇ…三重連星であるケンタウルス座α星系の一構成員に過ぎないんですよね。プロキシマ・ケンタウリ、別名ケンタウルス座α星C。詳細はウィキペディア先生で確認していただければと思いますが、ケンタウルス座α星Aとケンタウルス座α星Bは割と近いんですよ。10~40天文単位の間でお互い付かず離れず。なので肉眼ではケンタウルス座α星AとBは一つの恒星に見えるらしいです。
しかし
ケンタウルス座α星Cは、AとBから約15,000天文単位(0.24光年)離れてます。それだけ離れてて同じ連星系なのか!?と不思議に思いますが、重力面でお互い関係があるらしい……そっか……(門外漢)
さあここで最初の画像に戻ってみますか?
目的地になってるこのHutton Orbitalは、プロキシマ・ケンタウリ付近のアウトポストです。撮影場所はアルファ・ケンタウリ、ケンタウルス座α星A(別名リゲル・ケンタウルス)付近。その距離、0.21光年とありますね?前述の通り、アルファケンタウリとプロキシマケンタウリは同一星系内にあるとされている為、FSD使えません。よってスーパークルーズで移動していきましょう!!(ガンギマリ
ちなみに0.21光年はだいたい680万光秒らしいです。地球-月の距離が1.28光秒なんでね、まあ察していただけるかと……。ウーン、リアル時間で何時間かかるかな~?
はい、という訳でElite Dangerousにおけるアルファケンタウリ(の伴星プロキシマケンタウリ)訪問がいかに苦行であるかということは、多少なりとお伝えできたかなと思います。早速その経過報告をば・・・(疲労困憊)
事の発端は、こんなミッションに目がくらんでしまったのがそもそもの始まり。
データ輸送で報酬170万クレジット。まあ悪くない・・・ん?アルファケンタウリ?
ここで自分がもう既に棺桶に片脚突っ込んでいることに気づいていたのにも関わらず、噂に聞くアルファケンタウリ行ってみたさというか怖いもの見たさというか、一度くらいは……という気持ちでミッション受注してしまったのが運の尽き。
6時間で到着するみたいですよ!思ったより早い!(ぐるぐる目)(大体の星系ならとっくに目的地に着いてる)
お、1時間切りましたね!(ここまで超加速してきたので実際かかった時間は20分)(それでも20分)(リアル時間20分を犠牲にしたのか…?)(嘘だろ…)
お、ついに光年表記から光秒表記に変わりましたね!あと300万光秒らしいですよ!(ポジティブシンキング)(ここまで実時間:32分経過)(ここでシャワーを浴びに離席)
Foo↑シャワー気持ちいぃ~
浴室に床暖房ないんで南国住みでもこの季節は中々辛いものがあるんですよねー
あのう・・・もうこっちは朝飯作って食べ終えて、おまけに髪乾いてるんですけど・・・(ここまで1時間17分経過)
……(無の表情)(1時間22分経過)
プロキシマケンタウリの唯一の惑星(架空?)、EDEN…エデンってなんだよ(半ギレ)
てなわけでHuttonオービタル到着。所要時間1時間34分!
1時間34分あれば朝の支度どころかプラスアルファ部屋の掃除までやれるレベルだった。というか掃除も済んでもう裏で映画一本見始めてた。
あと、地味にプロキシマ・ケンタウリが辺境過ぎてソロプレイだとNPC船だらけで、かつ離着陸枠も限られるアウトポストというのもあってまったく着陸許可が得られなかった(数回リログしてやっとこさ入庫)。
Elite Dangerous英語圏では、このHuttonオービタルに到達したエリートランクCMDRは無料でアナコンダが付与されるという噂が出回ってるらしいんですけど、まあさしずめ他人に無駄足踏ませたい悪い冗談ってとこでしょう。その代わりHuttonオービタルは記念品を売ってるんですが、カーゴ枠占有するようなもの目当てにわざわざ行く価値もなかったなと後から思う次第で……。
う~ん、あほくさ(総評)