北海の砂島より

ゲームの記録や映画・本の感想などなど

ソープで捨てた大切なもの(前編)

九州に3泊4日で旅行してきた帰りのこと。鹿児島空港で神戸へのフライトを待つ間、なぜか僕は無性にムラムラしていた。温泉街に四日間もいたからか、はたまた旅気分というのもあるのだろう、無駄に気が大きくなってしまっていた僕はなんやかんやあって気づけば神戸の大衆ソープに電話をかけていた……。

 

21歳の冬、僕は童貞を捨てた。それはなんともいえぬ甘美な初体験で、結果として良き思い出となったのはひとえに幸運だったとしか言いようがない。ネットに転がる初体験談には「ハズレを引いた」とか「早漏すぎた」とか「勃たなかった」とか、読む者とりわけ未経験者に「童貞喪失は気持ちよくないことが殆ど」という"現実"を克明に突きつけるようなものが多いわけだが、僕の場合はそのような記事によって漠然と抱いていた不安を良い意味で裏切られた格好になる。何より、この世界もまだ捨てたものではないと思った(この前まで厭世論者だった口で何を言うか)。まあそれはさておき、僕もオタクの端くれである以上、風俗体験記は事細やかにそして微に入り細を穿つ文章をうpしなければならないという義務感(?)はあるので、もしよければ最後までお付き合い願いたい。

 

すべての始まりは九州のとある温泉街で、といっても鹿児島空港に近い温泉街といえば特定するのも容易だろうが、まだ訪れてから日が浅いので地名は伏せることにする。そこでの最初の宿泊は安い旅館だった。温泉はなく普通の湯沸かしの大浴場がついた古びた印象の旅館だったが、部屋は広く布団も柔らかかったため、登山等でとても快適とは呼べない環境を過ごしてきた身としては十分だった。

だが問題はそこではない。浴衣だ。適当にネットで見た流儀にならい完全真っ裸で浴衣姿になると、もうなんというか、露出狂の気持ちもわかるというか、一枚脱げばすぐ無防備or臨戦態勢になる状況が妙な恥じらいをかき立てられて非常に心地よいのである(寒いけど)。一応浴衣を着たことは何度もあると断っておくが、男の性なのか毎回ムラムラしてくるのである。そうすると男性の浴衣でこれほど劣情を催すのなら女性の浴衣はどうなの?となり、調べていくと「身八つ口」というのがあるらしいではありませんか。ググっていただけるとわかりやすいのだが、簡単に言えば女性の着物の脇の下にある空き部分のことで、正直それだけでもハレンチすぎないか!?と思わざるを得ないが、着物店によれば手の動作を楽にするとか、通気性を保って体温調節するためとか、授乳のためとか、まあ色々体のいい説明がなされているんだけども、何よりも惹かれたのは「身八つ口に手を突っ込むとそのまま女性の胸に手が届く」という一文。恥ずかしながら中学生のような妄想力が健在な僕はついついあれやこれや想像してしまって、その血湧き肉躍るエロスと止むことを知らないリビドーに完全にほだされてしまい、もうその日からというもの、脳内は女体女体女体……のピンク一色となっていた次第である。いやはや冷静になってみるとなんなんだこいつ……。

 

で、二日目の宿はお洒落な農家民宿でエチエチ要素皆無だったんで、本筋からも外れるし素直に飛ばしたいところだがここでも少し風俗に行くきっかけになりうることがあった。旅行のひと月前に何も告げず予約したところ女将さんに男女のカップルと思われてたみたいで(実際は男二人旅)、並べられていたスリッパは男性用と女性用、「あらすいませんねぇ(笑)」と話の種になったついでに軽く受け流したつもりだったんだけど、男という想像する生き物はそうもいかず、異性とここに来た場合のことをあれこれ妄想してしまうわけなのだ。なんなんだこいつ。自分で書いててなんだけど中学生すぎるだろ。実態は今年いっぱい無職だけど。

 

んでんで、三日目の宿はその温泉街で最高級の旅館。だんだん宿もグレードアップしていく感じに旅程を組んだので最後は思いきって奮発したのだ。旅行最後の夜ということもあり、男二人で飲み食い浴衣飲み眠り飲みのへべれけ酩酊祭りだった。悲しいかな、ゲイではないにせよ男もいいなと思うことはあるのだが、同行者(♂)は長年の腐れ縁というやつで色欲に悶える要素はなかった。なのに夜中尿意と喉の渇きで起き出して微妙にアルコールが残る頭の中を整理したとき、まったく離れなかったことは「風俗行って童貞捨てよう」だった。今回の旅行で積もり積もったリビドー、金銭的余裕、純アルコール換算して100gくらいの飲酒、様々な要因が複合的に重なり合った結果、そうだソープランド行こう。となったわけである、なんなんだこいつ。自己嫌悪と闘いながら今書いております。

 

そして物語は、空港で神戸の某ソープランドに予約の電話を入れてしまう最初の場面に戻る。

「(店名)でございますー。」

「あっ、えーと、当日の予約をお願いしたいんですけども」

「気になる娘はいらっしゃいますか?」

「Aさんで」

「あーAさんはもうご予約いっぱいですね」

「がーんだな…出鼻をくじかれた(そうですか。では再検討してまたお電話させていただきます)」

「?…はいわかりました。失礼いたします」

なるほどこういうこともあるのか。あれほど性的衝動に昂ぶっていた気持ちは賢者タイムのような落ち着きを見せ始める。しかし待て。このような機会はあまりない。司馬遷曰く、白駒の隙を過ぐるが如し。白い馬が走り過ぎるの壁の隙間からちらっと見かけるように月日の流れは早いのだから、機が熟したとみたならば行動を起こすべきである。

昨夜あまりに眠れないもんだから風俗ポータルサイトを舐め回すように調べ尽くした甲斐あって、その店にはビビビッと下半身が反応した嬢が他にも何人かいた。一応他の店にも片っ端から電話をかけていく。もはや神戸の電話回線は俺が握った。

「(店名)ですー」

「あっ、先程お電話させていただいた者です」

「他に気になる娘はいらっしゃいましたか?」

「はい。じゃあ17時から、Cさんいらっしゃいますでしょうか」

「Cさんですね?少々お待ち下さい…………Cは…………いま予………(紙をめくる音)………〜デスネ…………わか………大変お待たせ致しました」

「はい!(謎に元気)」

「何分コースをご希望でしょうか?」

「……?(あっ、空いてるってことか!)(超速理解)え〜とじゃあ80分コースで」

「17時から80分ですね。かしこまりました。では2時間前に確認のお電話をよろしくお願いいたします」

あーすみませんその時間帯ちょうど機内でして」

畿内…?では一時間前はどうですか?」

「一時間前、16時ですね。わかりました。」

「それではよろしくお願いいたします。失礼します」

「失礼いたします」

予・約・で・き・たぁー!!!心の中で小躍りする。司馬遷曰く、断じて行えば鬼神も之を避く。断固とした決意で行えば、鬼神といえどその勢いに気おされて避けていくのだ。いざ空を征け、旅客機よ(運航トラブル起きないでください)。いざ勃て、わが愚息よ(お願いします緊張して勃たないとかやめてくださいマジで)。

予約完了後、搭乗便が10分遅れというプチアクシデントに見舞われながらも無事飛行機に乗り込んだ時の僕の心境は、ああ今から数百キロ、一目散に"器"めがけて猛スピードで迫ることになるのかとかいう下劣な発想や、可愛い子かな……きちんとイけるかな……という拭いきれぬ不安や、とにかくありとあらゆる思念が秩序なく入り乱れた感じで、虚ろな表情をして窓から見える若干丸みを帯びた地平線を眺めていた。そういや雲の裂け目や波のようにうねる雲海を見て、膣ってどんな感じなんだろうな……って考えたな。もう中学生でいいよ。

 

ステイチューンインフクハラフライデナーイ……yeah……♪などと心の中で口ずさみながら、かつて住んでいたこともあって慣れ親しんだ市営地下鉄で湊川公園に降りて、若干躊躇いながらも一歩一歩足を進めた。東出口に向かったのが僕だけだったので多少独りで覚悟を決める時間はできたものの、階段を上がるといきなり騒音鳴り響くパチ屋前で、神戸の下町っぽいおじさんおばさんが行き交うそこでは上京してきました感のあるコート姿の僕は完全に浮いていた。ついさっきまで滞在していた南九州や地元四国とは異なるベクトルで肌に刺さる空気の冷たさが、より一層寂しさを感じさせた。しかしそれでも、ここまで来てしまったからには行かねばなるまいとも思うのであった。司馬遷曰く、ヤるときゃヤれ。

グーグルマップで道順を確認し、ストリートビューが古すぎて確認はできないけどそこにあるはずの店に赴く。

5分歩き……あった。

あるじゃないか。

……ここか。

どう入るんだろう。

あっ、入口はちょっと城郭用語でいう桝形虎口みたいになってるんだな。孫子曰く、迂を以て直と為し、患を以て利となす。回り道を近道とし、害のあることを利益に転ずること。正攻法で童貞を捨てるなら、ド田舎暮らしでまったく女っ気のない自分には難関すぎる。でも一度童貞卒業してしまえば何かが変わるかもしれない。その手段は、風俗でもいいじゃないか。たとえ大金をドブに捨てることになろうとも(害)、人生観に影響をもたらすのならそれは利益である。正直なところ孫子の兵法は今調べました。

 

一つ大きな深呼吸をして店に入ると、明るい店内に大倉孝二似の黒服がまず立っていて、三白眼が特徴的で大柄なボーイが窓口の奥にいた。三白眼のボーイが居酒屋の人みたいに「へいなんでしょ?」と話しかけてくるもんだから、つい面食らって「えと…あの…」と挙動不審スイッチが入りそうになるも、踏ん張って予約をしていた旨を告げると、各種確認作業と会計のあと、奥の待機所へと誘導された。

待機所はほのかな煙草の匂いと共に一人用ソファーがいくつも並んでいて、客は30〜40代が4名程度といった感じでうわぁこんな感じかぁとなったものの、白い一人用ソファーの座り心地だけは素晴らしく良かった。あれ欲しい。どこで売ってるんだろう。

 

しばらくすると「(指名していた女の子の名前)さんご案内でーす」と大倉孝二が大声で待機所に現れたので、ついに来たかといそいそと赴くと、全面ミラー張りのエレベーターの中に、165センチくらいの若い女性が笑顔で立っていた。笑った顔は飯豊まりえ、目をぱっちり開ければ堀未央奈って感じで、嬢にしては顔が良すぎないか?とあまりの幸運に喜びを隠せない僕だった。写真と実際の見た目が違ういわゆるパネルマジックは確かにあったけど、それもまた良い意味で裏切られた形だ。なによりも、仲良かったけれど十年前に亡くなった親戚の姉さんにとても似ていて感動のあまりホロッときてしまっていた。ちなみに僕の姉好き遍歴はそこに起因する(誰得情報?)。

嬢の方に、「何もかも初めてなんです」と告げる。すごく喜ばれる。なんだろう、女性からしたら可愛いものなんだろうか。童貞なんですか?と直球が来ると思っていたが、「ソープが初めてなんですか?」と外堀から埋めていく質問の仕方に、嬢としての配慮を感じて痛く染み入る。エレベーターが目的階に着いた時には、「私が初めてでいいのかな…」あなたが初めてで良かったですよ。何言ってんだこいつ(冷静)。

——かくして、戦いの火蓋は切って落とされた(中編に続く)

港町の大聖堂【2】内装、装飾

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ノー〇ルダム出火原因

前回の大聖堂建築の外装紹介に引き続き、今回は内装です。

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まずは正面扉から。書見台の上に焚き火を置くことでかがり火に見立てています。これは海外から拝借したアイディアですが、書見台が追加された1.14リリース前にはもう出回っていたので考案者の発想力に感服するばかりです。

では扉を抜けて大聖堂内部へ。

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最奥部まで大きく開けた構造になっています。入口に近い最も手前には洗礼のための聖水盤を設置し、中央部を走る身廊に重厚感のある長椅子を並べて教会らしさを演出。

こちらは身廊上部の連続アーチ構造です。

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高所作業だったので建設工事は非常に難航しましたが、最終的には満足のいく仕上がりとなりました。ただ天井が高い分、心なしか若干窮屈に感じられますね…。

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また、身廊と翼廊が交差する部分はちょうど真上に尖塔が建っているため、見かけだけでもあの手この手でアーチを配置して強度を高めています。

南塔には屋上まで登れる螺旋階段を設置。

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屋上からの眺望は上々。どうしても屋根の色があちこち異なるので統一感に欠ける印象ですね。まだ港町は半分も完成していないので、新たな街区を建設する際はそういったところを意識してみてもいいかもしれません。

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北塔内部

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側廊床には空色の彩釉テラコッタを異なる模様になるよう配置しました。それでも少し寂しい印象を受けるので石像やレリーフなどの設置を検討してみたものの、そんな細かな装飾が可能なら苦労してないということで没。

続いて聖歌隊席とオルガン。

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こちらは講壇。聖書の読み上げ等に使われます。

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書見台が便利すぎる…。

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最奥部の祭壇は割と簡素な作りです。色ガラスでステンドグラス風に。

大聖堂の紹介は以上となります。

港町の大聖堂【1】外装

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前回紹介した大学は名もなき港町の外れに位置するという設定なのですが、一方でその港町自体の開発はブログ更新が追いつかないほどに進行しています。今回はなかでも港町の象徴的建造物である大聖堂の紹介です。

大聖堂建設にあたって、まずモデルとなる大聖堂を欧州各所から探すことにしました。完全オリジナルよりは、実在の建造物を再現しつつ多少アレンジを加える方がやはり楽です。一応コンセプトとしてはイタリア中世都市のドゥオーモ、またカトリックのカテドラルをイメージしていたのですが、マインクラフトでの再現難易度なども考慮して最終的にイギリスのチチェスター大聖堂(聖公会)に決まりました。

izmreise.la.coocan.jp

チチェスター大聖堂についてはこちらのサイトに大変お世話になりました。この場を借りて御礼申し上げます。

それでは建設の経緯を見ていきましょう。

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まず港町南岸の見晴らしのいい丘を建設予定地として選択。位置的には大学のすぐ隣ですね。

森を切り拓き、整地します。ちなみに大聖堂は事前にクリエイティブの別ワールドにて試作済みです。

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さらに礎石を置いて大体のスケール感を確認。大聖堂建設当初はまだ港町も閑散としています。

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大聖堂の壁の建材は白を基調とするネザー水晶と白羊毛で、石レンガや磨かれた閃緑岩でアクセントをつけています。

ファサード(正面部分)完成。

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屋根は、港町の大聖堂だから海を連想させるものという安直な理由でプリズマリンレンガをふんだんに使用。その過程で丸裸にされた海底神殿↓

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大聖堂建設工事より海底神殿の水抜きの方がしんどかった

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そんなこんなで外装は完成です。円錐状の尖塔のデザインにかなり苦労しましたが、こうして見ると若干のアンバランス感が良くも悪くも目立っていて、都市の威信をかけたランドマークとしてはむしろ好都合?

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ちなみに描画距離を伸ばすと、遠方からでも尖塔が視認できます。日常的に長い描画距離でプレイすることはないんですが、それでも達成感ありますね。

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周囲に建物が増えた現在の姿

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ファサードの北塔

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側面から。実際の大聖堂建築の構造を踏襲して、身廊にはクリアストーリと呼ばれる採光用の高窓を設置し、側廊の上にはピナクル(小さな尖塔)を並べました。多少のそれっぽさは演出できていると思います。
ただ、実際の大聖堂建築を真似て東西の中心線は遵守したのですが、実は西が入口という条件だけは破らざるを得ませんでした。建設予定地を決めた際、大聖堂の入口にしようとしていた西側が急斜面の崖っぷちであることが発覚し、到底入口には似つかわしくないということでやむなく大学側にあたる東を正面、西を奥とした経緯があります。

ちなみにその急斜面がこちらです。

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本来は大聖堂がはみ出すくらいに断崖絶壁だったのを、うまく焼石で地形造成して事なきを得ています。その時に生まれた地下空間は牧場となりました↓

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真上がちょうど大聖堂最奥部にあたるので、祭壇で礼拝をしているとどこからともなく家畜の鳴き声が聞こえてくるそうな。

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大聖堂の西からのシルエットは結構お気に入りです。

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夕焼けと主塔

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次回は大聖堂内部です。

大学建築【2】寄宿舎、印刷所

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ちょうど1年前にさらりと紹介した、前近代の中欧の大学をイメージした建築。あれからもマイクラ不定期で続けていて、つい最近一つの大きな目途が立ったのでまずは大学周りに建てたものから順次ブログに上げていきたいと思います。

まず最初は印刷所です。イメージしている大学の年代からしてもちろん活版印刷。往時の大学に何があったのか、あったとしても不思議ではない建物といえば何だろうと考え抜いた結果、印刷所を建てようという発想に至ったわけですが、「そもそも昔の印刷所ってどういう外観だったのか?」なんて知る由もなく……。デザインに四苦八苦しながら完成したのがこれ↓

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一から十まで無難すぎる。壁の凹凸を意識したものの逆に意識しすぎると現代建築みたいになって前近代感が薄れるという知見を得た。難しいですね。申し訳程度に紙の看板をぶらさげて印刷所風に。

扉を開けると…

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1階は印刷の受注を行うカウンター。昔の印刷業者がどういう商売をしていたのかはもう完全に無視する方向で、それらしき雰囲気が出てたら万事OK。

さらに奥の階段を上ると…

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2階は印刷所となっております。写真中央のオブジェクト、ダークオークの木材やピストンを用いてグーテンベルク活版印刷機を模してみたんですが、これはなかなか再現度高いと思う。

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ほかには金属活字を加工する小さな鍛冶場も印刷所に置いて、一部屋で業務が完結するようにしてみたり。火事になりそうな……。

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 印刷所は以上です。

 

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続いて大学講堂棟隣に無造作に設置されたラマ牧場。1.14から行商人がたまにラマを連れてやってくるのですが、ラマがいつまで経ってもデスポーンしないので大学に押しつけた格好です。

 

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大学の裏路地とネザーゲート。松材のトラップドアが壁材として良い感じ。たまに地獄から豚人間が来訪してきては大学の門戸を叩くそうな。

 

最後に大学寄宿舎の紹介です。

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図書館のアーチ廊下の先に…

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交配して新種の花が咲きそう(どう森脳)

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壁はダークオークの板材と白羊毛、屋根は赤レンガ。窓ガラスはアクセントとして緑色にしてみました。

 

寄宿舎裏手から。

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左の白い建物は共同浴場です。裏庭は洗濯物とか干すのに良さげですね(適当)

 

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内部はかなり狭苦しいです。

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1階には人権がなさそうな下級生向け2×2の広さの部屋が4つ。最低限の家具しかないので、廊下で寝泊まりした方が快適まである。

 

食堂。というか共同キッチン。

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1.14から焚き火が追加されて、延焼もしないので気軽に暖炉モドキが設置できるようになりました。煙が出るので本当に煙突が意味を成しているのもグッド。

 

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2階にはちょっとした憩いの場と上級生向けの部屋。

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それでも相変わらず狭いのはご愛嬌。窓から夕焼けと大聖堂が見えるのがいいですね。なおこの寄宿舎、一つも南向きの部屋がありません。設計ミスでは?

 

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足場ブロックがどう見ても棚にしか見えない。

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共同浴場なのに狭すぎるだろガラス張りの天井で開放感あり。また、極東の島国では浴場の壁一面に風光明媚な山の絵が描かれているらしいので絵画も設置。でも西日本の銭湯で富士山見たことないな……。

 

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そんなこんなで大学周辺の紹介は以上となります。本当は写真奥の森にハグリッドが籠ってそうな小屋を建てたり教授陣の研究棟も建てたりしたいんだけど、パッと建物のイメージが掴めないまま…。まあでもそこそこ賑やかにはなってきたかな(現状学生は一人もいないけど)。

近日中に写真右奥に見える修道院や大聖堂の紹介もしたいですね。

【E:D】アルファ・ケンタウリ行ってきた【時間の無駄】

太陽から最も近い恒星系といえば、プロキシマ・ケンタウリ
もちろんElite Dangerousの世界にも存在します……"苦行対象"として。

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「約0.2光年か~…30光年ジャンプできるこの船のFSDなら、ひとっ飛びして終わりだな」—そんなふうに甘く考えていた時期が僕にもありました。

これ、同一恒星系内の目的地なんですよ……。

「は?」と思われる方に説明いたしますと、このエリートデンジャラスというゲーム、恒星系と恒星系の間はフレームシフトドライブ(略称FSD)と呼ばれる装置を使うと一瞬でワープできるんですね。俗に言うワープ航法とかハイパースペース
じゃあ恒星系内はどうやって移動するのか?これは光速よりちょっとばかし速いスーパークルーズという、FTL航法(Faster-Than-Light、超光速航法)で星系内をあちこち行き来するようになってます。FSDとスーパークルーズ…前者はホントに一瞬で済む代わりに一度決めた目的地を変更できない(固定される)んだけど、後者はあくまでクルーズ=巡航、つまり自分で舵を取りながら宇宙空間をゆらゆら移動しなければなりません。この点で両者は根本的に異なっています。

うーん、FSDとスーパークルーズ、やっぱ言葉で表現するには少々面倒なシステムですね。具体例で言えば「○星系の主星から●星系の主星に飛ぼうと思えばFSDで一瞬だけど、●星系の一番外周を公転してる惑星△(太陽系でいえば海王星かな)に移動するなら、まずFSDで●星系の主星に飛び移り、そこからスーパークルーズで目的の惑星△に巡航しなければならない」んですよ。
となると、「主星から滅茶苦茶離れた距離にある惑星」に行く場合、同一星系内にあるがゆえにFSD使えないんですよね。スーパークルーズでわざわざ出向かなければならない。まあ大体の星系の主星~惑星・ステーション間の距離は、最短で数十Ls(光秒)、平均距離でも3~4桁Ls、遠くて数十万Ls程度の大体数分で済む距離が相場ってところなんですが……。

プロキシマ・ケンタウリはねぇ…星系の中心を成すような赤色矮星、つまり恒星の一つではあるんだけどねぇ…三重連星であるケンタウルス座α星系の一構成員に過ぎないんですよね。プロキシマ・ケンタウリ、別名ケンタウルス座α星C。詳細はウィキペディア先生で確認していただければと思いますが、ケンタウルス座α星Aとケンタウルス座α星Bは割と近いんですよ。10~40天文単位の間でお互い付かず離れず。なので肉眼ではケンタウルス座α星AとBは一つの恒星に見えるらしいです。

しかし

ケンタウルス座α星Cは、AとBから約15,000天文単位(0.24光年)離れてます。それだけ離れてて同じ連星系なのか!?と不思議に思いますが、重力面でお互い関係があるらしい……そっか……(門外漢)

さあここで最初の画像に戻ってみますか?

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目的地になってるこのHutton Orbitalは、プロキシマ・ケンタウリ付近のアウトポストです。撮影場所はアルファ・ケンタウリ、ケンタウルス座α星A(別名リゲル・ケンタウルス)付近。その距離、0.21光年とありますね?前述の通り、アルファケンタウリとプロキシマケンタウリは同一星系内にあるとされている為、FSD使えません。よってスーパークルーズで移動していきましょう!!(ガンギマリ

ちなみに0.21光年はだいたい680万光秒らしいです。地球-月の距離が1.28光秒なんでね、まあ察していただけるかと……。ウーン、リアル時間で何時間かかるかな~?
はい、という訳でElite Dangerousにおけるアルファケンタウリ(の伴星プロキシマケンタウリ)訪問がいかに苦行であるかということは、多少なりとお伝えできたかなと思います。早速その経過報告をば・・・(疲労困憊)

事の発端は、こんなミッションに目がくらんでしまったのがそもそもの始まり。

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データ輸送で報酬170万クレジット。まあ悪くない・・・ん?アルファケンタウリ?
ここで自分がもう既に棺桶に片脚突っ込んでいることに気づいていたのにも関わらず、噂に聞くアルファケンタウリ行ってみたさというか怖いもの見たさというか、一度くらいは……という気持ちでミッション受注してしまったのが運の尽き。

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6時間で到着するみたいですよ!思ったより早い!(ぐるぐる目)(大体の星系ならとっくに目的地に着いてる)

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お、1時間切りましたね!(ここまで超加速してきたので実際かかった時間は20分)(それでも20分)(リアル時間20分を犠牲にしたのか…?)(嘘だろ…)

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お、ついに光年表記から光秒表記に変わりましたね!あと300万光秒らしいですよ!(ポジティブシンキング)(ここまで実時間:32分経過)(ここでシャワーを浴びに離席)

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Foo↑シャワー気持ちいぃ~
浴室に床暖房ないんで南国住みでもこの季節は中々辛いものがあるんですよねー

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あのう・・・もうこっちは朝飯作って食べ終えて、おまけに髪乾いてるんですけど・・・(ここまで1時間17分経過)

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……(無の表情)(1時間22分経過)

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君が、プロキシマケンタウリ君だね?

 

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プロキシマケンタウリの唯一の惑星(架空?)、EDEN…エデンってなんだよ(半ギレ)

てなわけでHuttonオービタル到着。所要時間1時間34分!

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1時間34分あれば朝の支度どころかプラスアルファ部屋の掃除までやれるレベルだった。というか掃除も済んでもう裏で映画一本見始めてた。
あと、地味にプロキシマ・ケンタウリが辺境過ぎてソロプレイだとNPC船だらけで、かつ離着陸枠も限られるアウトポストというのもあってまったく着陸許可が得られなかった(数回リログしてやっとこさ入庫)。

Elite Dangerous英語圏では、このHuttonオービタルに到達したエリートランクCMDRは無料でアナコンダが付与されるという噂が出回ってるらしいんですけど、まあさしずめ他人に無駄足踏ませたい悪い冗談ってとこでしょう。その代わりHuttonオービタルは記念品を売ってるんですが、カーゴ枠占有するようなもの目当てにわざわざ行く価値もなかったなと後から思う次第で……。


う~ん、あほくさ(総評)

Elite Dangerous航海日誌 12月21日分

Dolphin卒業、Asp Explorer

資金も10M超えたし、色々勝手も分かってきた。そろそろ初心者卒業かな!と思っていたけど、まだバブル(=人類活動宙域)から出たことすらないではないか。よし出よう。

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今までありがとう

というわけで、ちょうど旅客パイロット業も飽きてきた頃合いなので心機一転!Dolphinちゃんから名船Asp Explorerに乗り換えました。
はんぺんことSidewinderが何機買えるんだ…という船体価格のインフレ具合を目の当たりにした為、少しでも安く買おうと調べたらLI YONG-RUIおじさんの星系だと船とモジュール価格が15%OFFらしい。今まで知らなかったのが地味に痛い!まま、これからでしょ船に大量の出費を要求されるのは……。今回は本体価格と同じくらいFSDアップグレードにかかって笑った。

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Asp Explorer

あ~いいっすねぇ!ドルフィンやオルカの流線型も好きだけど、こういう直線的なデザインも良い。やはり実費の船体カラーリングオプションも欲しくなるよ。買わんけど(鋼の意思)

風の噂ではジャンプレンジはいわずもがな、探査船としてはピカイチの耐熱性や燃料容量を誇るらしいんだけど、実際に乗ってみて驚いたのはコクピット視界の広さ。操作パネルの下部までガラス張りなので、宇宙空間に向けて足をぷらぷらさせてるような無重力感に陥る。VRなら凄いんだろうなぁと思うけど、まあ触発されて買うならフライトスティックまでですかね…。

あと地味にシールドジェネレーターを3Aにしたらカーゴ容量が112T。シールド撤去したら120Tを超えるのも嬉しい。ちょうど交易や採掘に手を出してみたいと考えていたのでこれで本格的に参入できるのではないだろうか?

その他、天体についてあれこれ
なぜかスクショに残っている、旅客中遭遇したヒヤリハットや個人的にレアと思う天体たちの紹介。

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ありきたりだけど好きな一枚

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近い…近くない?惑星の連星とかあるんですかね

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ぼーっとしてたら突っ込み過ぎて危うく死にかけた恒星

↑これは本当に全身から色んな液体が漏れ出た。パルサー?中性子星ジェットは素直にヤバいと第六感が知っているので不用意に接近することはないんだけど、こいつは燃料とれるかも^^みたいな甘い考えで近づいたら亜光速解除されるわ熱暴走して離脱できないわ、ヒートシンク(冷却装置)付けてて良かった~って思うわけ。

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どれだけ近い連星だよ

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一昔前、地球に環があったらどんな景色かっていう動画が話題になったよね(何年前?

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いやだから近くない?





Terminal Conflict, Elite Dangerous雑感

Terminal Conflictは今月Evil Bank Managerと一緒に購入した冷戦ゲー。

store.steampowered.com

今はまだアーリーアクセスで、気になるお値段は税込3,090円。まあ製品化したら値上げするんでしょうね(霊感)
軽くチュートリアルを触ってみたところ、諜報と人材にフォーカスが当てられていて「こういうのを求めてたんだよ!」というスパイ小説スキーの期待にしっかり応えてくれそうな感じはもうビンビン。反面戦闘は割と淡泊だ。冷戦だからね、しょうがないね。
驚いたのは、米ソに分かれて覇権を争うマルチプレイは整備されてるんだけど、肝心のシングルキャンペーンが未実装。開発者の信条でセーブ機能も無いみたいだから、また妙なゲームを買ってしまったみたいですねぇ……もちろん返金はしませんよ。
ちなみにキャンペーン実装は来年春を予定しているらしく、ひとまず安心。ただ……チュートリアル済ませてとりあえず積んではいるけど、来年には自分の冷戦に対する熱情が完全に鎮火されてる可能性も否めないので怖いですね。定期的にル・カレ小説とか冷戦映画を摂取していこう。

さて話は変わってElite Dangerous。今月ふと思い立ってCMDR(E:Dプレイヤーの呼称)業に復帰しました(いつまで続くかは分からん)。
確かCobra Mk.IIIを納得いくまでカスタマイズして、配達がてら宇宙旅行を満喫してたら飽きた覚えがあるんですが、なんかしばらく離れてる間にアプデ挟まって結構仕様が変わっててビックリした。UIの細かい仕様変更とか理解するのに多少かかったけど、ナイトビジョンモードとか何気に欲しかった(暗い宇宙空間で障害物避けるのって近ければ近いほど難しい気がするの)。

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↑ぼーっとしてたらこういう暗い天体に気づかない

仕様変更の中では、やっぱり旅客ミッション追加が一番嬉しいかな。
かかる時間と手間に対して報酬が高すぎる。もうね、旅客業を始めてからは今まで配達業でちまちま数万CRのためにあちこち飛び回ってたのが信じられないくらいの蓄財スピード。おかげ様でCobra卒業して旅客船のDolphinに乗り換え&フルカスタマイズしてしまいました。ガチガチの戦闘艦にしか乗らないって決めてたのに……。
薄々感づいてはいたんですが、なんか戦闘で勝てないんですよ。ブランクで腕が鈍ったにしては、元々そんな上手くもないのに以前はNPC海賊とかバンバン撃墜できてた。戦闘AIが改善されたんですかね?もう戦闘ランクはHARMLESS(無害)のまま、貿易と探検に邁進することにしました。震える手で照準合わせるのとかもう無理よ!

そろそろAsp Explorerが購入できそうなくらいに資産もたまってきたし、フルカスタマイズ費用に目途がついたらドルフィンはお役御免かな。エコノミークラスで6人運べたら数十万CRの旅客任務は難なくこなせるので、あとはカーゴを付けて副業として貿易やると丁度いい。

あと、DLCのHorizonzも買いました。-76%割引してたんで…初めての惑星着陸、なんだかE:D始めたてのステーション着陸に緊張しまくってた頃を思い出して懐かしかった。結局DLCの内容については「オー有人月面探査だ…!」以上の感想が湧かなかったけれど、買って損はしないんじゃないでしょうか(船のカラーリングからして有料なこのゲームの守銭奴っぷりに辟易しつつ)。各種装備のアップグレードをしてくれるエンジニアも色々アンロックされたけど遠くて伺う気になれないし()

余談ですが、Horizonz買ってFrontier公式と紐付け認証しようとしたらエラーばかりで大変困っていたところ、よくよく考えたら日本時間の昼下がりにやってたせいか、本社のイギリスではまだ早朝で営業時間外というアレ。うーんグローバル……